こんにちは、さわです。
久しぶりの更新となりました。
通常セッターがトスを上げるのは基本ですが、カットが乱れた場合、セッター以外の選手が二段トスを上げることになります。
相手チームとのレベル差にもよりますが、サーブカットの成功率(Aパス)は、ママさんの場合、あまり高くないように思います。
そのため、セッター以外の選手が、二段トスをきちんと上げられるか、も、試合の勝敗の一つの大きな要因になっているとも感じています。
が、この二段トス、セッターが走るのか、他の選手が上げるのか、が、チームの議題になることがよくあります。
基本的には二本目はセッター、とは言いますが、セッターが行ける範囲というのは、人それぞれです。
ママさんの場合、セオリー通りには動けないことが多いですね。
逆に、発言力あるセッターさんに、その時その時で都合よく、後出しで、今のは行って!や、これは行くから来ないで!と言われると、周りの選手が迷ってしまいますよね。
個人的には、迷うくらいなら、結果的に速くボールの下に入った方でいんじゃない?
と、思っています(笑)
ただし、セッターが行けるのであれば、アタッカーがフルで使えて攻撃力が増すため、行った方が良い、というのはセオリーです。
が、基本は基本であり、絶対にセッターと決めてしまって、結果的にボールが乱れたり落ちたりするのであれば、もったいないかな、と思います。
なので、以下は、迷わないための方法です。
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真
お見合いになる原因と対策
せっかく上がったボールを、お見合いで落とすのはもったいないですね。
以下、思いつく限りの原因と対策を考えてみました。
セッターがトスに入る範囲が定まっていない
前述のとおり、セッターが入れる範囲というのは、個々によって違います。
ママさんバレーでは、20代~70代くらいまで、さらに経験年数も違う選手が同じチームに所属しているものです。
そのため、高校時代当たり前だった、セッターはこの辺までが行くべき範囲、というものを決めてしまうと、逆に失点につながったり、セッターだけが責められるパターンにもなります。
ママさんバレーの場合、コート内を全員で補ったほうが上手くいきやすいです。
自分のチームのセッターが、どこまで行くのか、普段から話し合っておくと良いでしょう。
ただし、ボールが落ちた後の、後出しでない方が良いですね。
後出しで言うと、落ちた時だけ、そこ!になりがちです。
他の選手が近いボールに全て反応してしまう
基本的には、セッターが二本目をトスして、アタッカーが打つ、という形に持っていきたいですよね。
ただ、慣れない時には、近くのボールに全て反応してしまうアタッカーがいます。
セッターが余裕で上げられるボールは、たとえアタッカーの方が近くても、セッターがトスしてくれるのを信じて、開いて待つ、これができると、かなりスムーズなバレーができるようになります。
"自分の方が近いけどセッターに任せるボール"は、上の通り、個々のセッターによって違います。
自分のチームのセッターが、どこまで行ってくれるのか、確認しておきましょう。
ちなみに、他のチームのセッターさんに、同じことを求めてはいけません。
それぞれの範囲が違うので、臨機応変に対応することが大事です。
声が出ていない
必須でもないのですが、最終的には、やはり声出しです。
行ける範囲を決めたところで、何センチ何ミリまでを守れるわけでもなく、どうしてもグレーゾーンというものはあります。
二本目はセッターという基本がある以上、セッターの方が主導で、「行く!」のか「お願い!」なのか、声を出します。
ただし、アタッカー側から、セッターとお見合いしそうなので、先に声を出すというパターンもあります。
どちらにしても、声を出して損はないので、どっちか、を決めるのではなく、自分から出すことを心がけると良いと思います。
二段トスでお見合いをしないためには?
上に原因と対策を書きましたが、話合っていても心がけていても、咄嗟の判断をしないといけない状態にはなります。
また、基本的には、相手を動かすことはできないものなので、自分のみができることを以下に記述したいと思います。
セッター側
- 普段から、どこまで行けるのか、どこなら任せたいのか、メンバーに伝えておく
- 誰よりも先に一歩目を出す
- 行けない場合は、「お願い!」と叫ぶ
- 相手とほぼ同時に動いた場合は、「はいはいはい!」と声を出し、相手が気づかず、または間に合わず、相手の方が先にボールの下に入った場合は、最終、相手の後ろへ回り込む←これしないとお見合いになります
アタッカー側
- 普段からセッターが行ける範囲を聞いておく
- 基本的には、セッター優先
- 微妙な位置にカットが来たら、ボールから目を離し、すぐセッターを見て、一歩目が出ているか、「お願い!」と言っていないか確認する
- セッターが来ている場合は、すぐに開いてセットアップ
同じところに落ちても、どこからボールが来たかで違う?
二段トスに限らずですが、基本的には、ボールは向かってくるボールは触れますが、逃げていくボールは触れません。
どういうことかというと、例えば、セッター位置より、レフトよりにカットが上がった場合、レフトバックから来たか、ライトバックから来たか、によって、難易度が違います。
また、ボールの軌道上に、人がいるかいないか、でも、感覚的に違います。
こればっかりは、実際にボールを投げてみないとわからないので、機会があれば、ぜひ実際に試してみてください。
そのため、ここまではセッターが行く、と場所で決めてしまうのは危険です。