こんにちは、さわです。
今回は、ママさんバレーで、セッターとトスが合わない時について、書いてみました。
基本的には、レベルが同等の場合は、セッターがアタッカーの希望のトスを上げる、いうのが定石です。
なぜなら、アタッカー本人が希望するトスの方が、アタッカーが無理せず、気持ちよく打てるため、決定力が高くなるからです。
例外的には、アタッカー本人が全くの初心者で、自分の好きなトスがわからない場合は、セッターの方が試しながら、アタッカーの打ちやすいトスを探す必要があります。
その場合でも、打たせたいトス、ではなく、打ちやすいトス、を考えましょう。
攻撃的に、この方が良い!と、思われるのもよくわかりますが、スパイクに関しては、アタッカー主導の方が、上手く回ります。
(トス回しに関しては別です)
まずは、アタッカーからセッターに正直に好きなトスを伝える
王道ですが、セッターに、どんなトスを上げてほしいのか、は、伝えましょう。
セッターの方から、聞いてくれると、一番良いのですが、聞かないタイプのセッターの場合、自分から好きなトスを伝えないといけません。
その際、「あなたのトスが打てないから」というニュアンスに取られないように気を付けた方が良いですね。
ママさんバレーの場合、真っすぐ伝えすぎると、ギクシャクすることも多々あります。
「(あなたが)こうしてください」ではなく、「(わたしは)こういうのが好きです」と伝えた方が、上手く伝わりますね。
なんでもそうですが、主語が、”あなた”ではなく、”わたし”にする方が、トラブルになりにくいです。
決めた後にセッターに声をかける
何度も伝えていて、伝えにくい場合は、好きなトスが上がってきた時に、「今の打ちやすい!」と、セッターに伝えるのも手です。
こちらもあまり言いすぎると、嘘くさくなったりもするので、加減も大切です。
逆に、違うトスが上がってきた時は、そっとしておきましょう。
もし、違うトスで決まった時は、「ナイストス」とは言わない方がいいですね。
決まったこと自体は、喜ぶべきことなので、笑顔でハイタッチするだけで大丈夫です。
「ナイストス!」つい言ってしまいがちですが、これをいつも言っていると、どれが好きなトスがセッターもわからなくなります。
セッターが全くの初心者の場合
こちらのブログでは、何度も書かせていただいているのですが、ママさんバレーの場合、同じチームのメンバーが同じくらいのレベルとは限りません。
アタッカーの方が、経験が多い場合は、セッターにトス要求するのは我慢した方が良いと思います。
なんとかトスを上げることで精一杯のセッターに、さらにあーだこーだ、とお願いすると、迷ったり、萎縮したりしてしまい、成長を損ねてしまいます。
まずは、上がったトスをなんとか決めて、セッターに自信をつけさせてあげましょう。
その場合でも、ナイストスではなかった場合、「ナイストス!」とは言わない方がいいかもしれませんね。
笑顔でハイタッチや、もし声をかけるなら、「ありがとう!」などが良いですね。
好きなトスを伝えても合わない場合
お互いが合わせようとしすぎて、合わない場合もあります。
セッター「今のは高かったから、もう少し低くしよう」
アタッカー「今のは入るのが早かったから、もう少し遅く入ろう」
と、同時に思ってしまうからです。
合わせるのであれば、どちらか、が合わせないと、お互いがテンポを変えると、そこでさらにズレてしまいます。
あまりに、合わない場合は、一度、アタッカーもセッターも、無心でリセットするのもありです。