全日本などを見て、アタッカーカッコよい!と、憧れてバレーを始めたものの、監督さん、コーチ、または上手い経験者さんから、まずはバックから、と言われることが多いですよね。
そのため、初心者さんの中で、バック<アタッカー、の図式ができているような気がします。
練習試合などで、ポジション決めの時に、アタッカーの人が、「わたし、バック”でも”いいよ」と言うと、モヤっとすることもあるようですね。
経験者さんたちが、どのように思っているのか、そのあたりを考察してみました。
私の個人的主観も入ってます。
【もくじ】
1.何から練習したら良いのか
本当に全くの初心者さんからのバレーだった場合、まずは、アンダーパス、オーバーパスとサーブの練習をするのがお勧めです。
サーブは、ポジションに関係なく、全員に必要なスキルです。
パスについても、レシーバーでも、アタッカーでも、技術的に必要なスキルなので、最初に覚えることになります。
思うところに持っていけるようになるまで、大事に練習しましょう。
2.アタッカーは習得するべき技術がたくさんある
ダイナミックなアタッカーに憧れて、アタッカー希望の初心者さんは多いです。
が、単純に技術というだけでも、アタッカーが習得しないといけない技術は、たくさんあります。
レシーバーであれば、技術、という面では、アンダーパス、オーバーパスだけですが、アタッカーだと、それに加えて、スパイク、ブロックを習得する必要があります。
そういう面から、バックから、と言われることが多いのかもしれません。
3.ポジションはどうやって決まるのか
大抵、前衛か後衛か、身長で、決められてしまうことが多いようですね。
後は、性格や運動能力、などで、勧められることもあります。
例えば、エースアタッカーなどは、強気でクールでないと努められません。
セッターは、いつも冷静で、分析ができるタイプの人が良いですね。
4.そのチームで必要なポジションと自分がやりたいポジション
自分の希望ポジションに、すでに他の人がいる場合、空いているところをすることになります。
本当は、レフトアタッカーがしたいのに、前からいる人がいるので、ライトへ、というのこともよくあります。
また、アタッカーはたくさんいるので、バックへ、や、その逆のパターンもありがちですね。
基本、みんなで練習するため、本来したいところではないポジションをすることはよくあります。
逆に、そこしかできない、という人は、ある意味強いですね。
5.やりたいポジションをしたいなら他のチームも考える
ある程度、レシーブができるようになったら、アタックやブロックの練習もしたい、 ですよね。
ただ、ここで、まずはレシーバーから、と断わられることも多いようです。
自分の希望を伝えても断られるようなら、希望のポジションの練習をさせてもらえる別のチームに入ることも検討すると良いと思います。
チームによって、いろいろなカラーがありますので、全員が同じ練習をするところに所属すると練習できますね。
また、地域で、初心者向けのバレーボール講習会が開催されているところも多いので、そういったところを利用するのも手です。
6.あとがき
仕事ではない、趣味でやっているバレーですから、基本的にしたいことをしたら良いと思います。
ただ、チームの事情ということもあるので、自分の意向がチームの意向と違うようなら,
他のチームを検討してみるのが一番だと思いますよ。
スケジュール的に問題ないなら、何も今いるチームをやめる必要もありません。
もっと練習したいので、と、2チームに所属することはよくあることですね。
また、別の視点からですが、レシーバー<アタッカーという考えは、全くないと思います。
たぶん、上手くなればなるほど、感じると思いますが、レシーバーは本当に奥が深く、難しいポジションです。
同時に、良いレシーブがなければ、チームの全員が何もできないまま、ということになります。
つまり、トスが上がって、アタックが打てるのは、良いレシーブあってのことです。
なので、なんだかアタッカーが凄い、みたいな風潮は、なんなんだろう、と正直思いますねー。
もしレシーバーで劣等感を感じている方がいらっしゃったら、レシーバーしかできない、ではなく、レシーブが上手いからレシーバーをしている、という自信を持って、楽しんでほしいと思います。