経験者さんが教えてくれるいろんな作戦。
経験者さんは、経験者さんだけあって、どうやって点を取るか、どうやって点を取らせないか、をよく知っています。
試合中では、「あのレシーバーが前でがちだから、奥を狙って!」とか、「このブロッカー弱いから狙って!」とか、「真ん中が空いてる」とか、いろんなアドバイスが出ることでしょう。
バレーボールは、騙しあいのスポーツなので、作戦なしにやみくもに攻撃しても、チームのレベル差があれば別ですが、同等のレベルだった場合は、なかなか勝てません。
そのため、タイムアウトの時などに、このような話が、多々出ることと思います。
が!
どれだけ素晴らしい作戦でも、それを遂行できる技術がないと、その作戦は使えません。
これ、当たり前ですが、当たり前すぎて、気づいていない人が多いです。
ママさんバレーで試合に勝つための作戦
前述しましたが、試合に勝つためには、作戦が大事です。
特に、パワーや高さの勝負ができないママさんバレーにおいては、ずる賢く点を取っていく必要があります。
常に、相手の弱点を探し、自分たちの強みを生かし、どうやったら楽に点が取れるかを考えます。
具体的には、
- どの選手のブロックが弱いのか
- 強打に強いのか、軟打に強いのか
- レシーバーは、前が強いタイプか、後ろが強いタイプか
- 強打は、ストレート、クロス、どっちが落ちやすいか
- フェイントはどこが落ちやすいか
などです。
他にも、いろいろありますが、基本的にはこのくらいになると思います。
このような弱点をなるべく早くに気づき、全員でそこを攻めていくようにすると、打っても打っても決まらない、ということがなくなります。
なるべく強いボールを打つことを目標にするのではなく、落ちるところに決める、という意識を持つと、楽に点が取れます。
1セット目は競って、勝てるも!と思った相手に、2セット目はぼろ負け、ということがよくあると思います。
もちろん、試合の流れ、もありますが、相手チームが分析をして、決まるところに攻撃してきたから、ということが多いです。
強いチームは、二度同じ失敗はしません。
普段からその場面を想定して練習しておく
これも、とても大事です。
例えば、監督から、フェイントで深いところを狙え!と指示されたとします。
フェイントだと、基本的には、片手だと思いますが、片手でしっかりボールをとらえる技術がないと、深いところには届きません。
そのため、その指示自体は、完璧だったとしても、試合中にやろうとしても、できず、「どうして、奥を狙わないんだ!」と怒られることもあるかもしれません。
今度こそ、奥!と思っても、できません。
できるようになるまで練習していないから、です。
他にも、スパイクでの打ち分け、「ストレート側のブロックが弱いから、ストレート狙え!」と指示されても、ストレート方向へ打つ技術ができなければ、できません。
または、ストレートへ打てるトスではないのに、打とうとして、アウトしてしまうかもしれません。
普段から、いろんなことを知っておいて、それを試合で使えるようにするために、練習しておくと良いと思います。
ラストボールを、アンダーパスやオーバーパスで、鋭く相手コートに返す、なども練習しておくと、地味ですが、試合中使える場面がかなりあります。
バレーの上手い人から技を盗む
教えてもらうのも大事ですが、盗むのも良いです。
対戦した相手がどうやって点を取っているか、常に考えていると、自分の手数が増えます。
上手い人は、本当にたくさんの攻撃を持っています。
それらを組み合わせて攻撃するからこそ、普通の強打も決まるのです。
どうして、今その攻撃をしたのか、どうして今そこに落としたのか、たまたまではない、その人の戦略を見抜いて、自分が攻撃する時にいただきましょう♪
たくさんの攻撃パターンから考えて使う
攻撃パターンが増えたら、今度はそれを効果的に使う番です。
ストーリーを作ります。
強打、強打で決まっていて、相手が動揺して、もっと下がってしっかり構えよう、と固くなったら、今度は軟打。
クロス方向ばかりの攻撃して、ブロックがクロス側に寄ってきたら、ストレートへ。
真ん中のフェイント多用で、相手を警戒して、中に入ってきたら、サイドラインへのフェイント。
などなど、考えて攻撃すると、予定通り決まった時に、シメシメ♪と思えて、楽しいですよ。
予定通り決まらないようなら、それはそれで、さて、そうくるなら、今度はどうしよう?と、技術だけではない楽しみ方ができます。
それが、一人ではなく、全員で考えるようになると、人数×手数のパターンで、さらに複雑になって面白いです。
まとめ
最後に、もう一度!
どんなに素晴らしい作戦でも、それを実行できる技術が必要です。
なので、素晴らしいカッコよいアタックを打つ、強力なサーブを打つ、などの練習も大事ですが、試合中バタバタすることも多いのも事実です。
その中で、軟打のバリエーションを持っておく、ことや、ラストボールの返し方など、地味なプレーをいろいろ練習して持っておくと、意外に試合運びが楽になったりします。
ぜひぜひ、上手い人からどんどん技を盗んで、楽に試合に勝つようになりましょう!
攻撃に関する過去ページも良かったらどうぞ。