フェイント攻撃、決められると嫌ですよね。
逆に、余裕であげることができたら、してやったり!
今度は、相手さんに、取られた!きーっ!と思わせることができます。
強打で決められた場合は、ある意味諦めもつくのですが、フェイントって、チャンスボール。
全く動けず、無情にもボールを落ちるのを見送る。
もしくは、3人くらいがボールに走って、真ん中にポトン。
どちらにしても、落ちた時は、モヤっとします。
では、どうやってフェイントを上げるのかですね。
まずは、ある程度、誰がどこのボールを取るのか、のルールが必要です。
フェイトだけに限らず、バレーボールは考えるスポーツです。
ボールがきたところに、誰もが必死で走ったら、ボールがあがりません。
少し脱線しますが、試しに広いコートの真ん中やや後ろに一人で立って、高さのあるチャンスボールを投げてもらいましょう。
3分間取り続ける、などの体力と、足を動かす練習ではないです。
ただ単に、3本くらいでも構いません。
10割とは言いませんが、9割くらいは取れる、もしくは触れるのではないしょうか?
1人で9割触れるボールをみんなで取るのです。
てことは、行きたい人が行きたいところに走っていくと、ぶつかりますよね。
もしくは、相手が見えるので、逆に頼ってしまいます。
なので、まずは、そのボールを誰が取るのかを、チームで決めましょう。
ただし、決めたものが絶対!でもないです。
指導者の方も言われているかもしれませんが、臨機応変も大事です。
逆にその、臨機応変てなんだよ、と、思うのも初心者さんあるあるなんですけどね(汗)
まずは、誰がどこのボールを取るのかを決めたら、他の人はその人を信じて基本的には見守ります。
もしくは、その人の名前を呼びます。
さて、ルールが決まったら、次は読みです。
まずは、強打かフェイントかを読みます。
一番簡単なのは、トスが近かったり、短かったりして、乱れ、相手が強打が打てない場合、です。
間違いなくフェイント、もしくはチャンスボールが来ます。
なので、その場合は、いつまでもネット際でブロック待ちをせず、すぐにサーブカット位置に下がりましょう。
相手が打てるかどうかの判断ですが、これはそのアタッカーのレベルによります。
離れても、近くても、短くても打てるアタッカーの場合は、ブロックに飛んでおいた方が無難です。
次に、打てるけども、相手アタッカーがフェイントを選んだ場合です。
これは、二つの読み方があります。
基本的には、アタッカーをよく見ます。
これ、よく言われると思うんですが、初めたばかりのころ、私も、見ろ、と言われるけど、全く見えないー、と思っていました。
いつ見るのか、を、教えてもらえないことが多いんですよね。
で、いつ見るのか、です。
相手レシーバーがカットして、ボールがセッターに行き、セッターがトスして、アタッカーにボールが渡るまでの間、どうしていますか?
ネットについて、ブロック待ち、後衛の方なら、フォローした後下がりながら、定位置に戻っているところだと思います。
その間、ずーーーーーっとボールを見ていませんか?
ボールは見続けいてはいけません。
ボールから、目を離してはいけません、と習いましたか?
それも事実です。
が、ボールから目を離すことも必要なのです。
目を離してはいけない場面は、また他のページでお話しますね。
相手が攻撃してくる時には、レシーバーからセッターに返るまでに、セッター、できたらアタッカーを見ます。
見るべきところは、セッターの体や手の形、と、アタッカーの位置です。
この件は、ブロックの回でお話させていただきました。
その後ですが、セッターのトスからアタッカーにボールが行くまでに、ボールを見つつブロックの位置をおよそ決めてから、アタッカーを見ます。
ただし、きちんとミートして攻撃してくるアタッカーであることが前提です。
自分が打つ場合を思い浮かべてほしいのですが、強打の場合は、必ず手を後ろに引きます。
フェイントの場合は、肩あたりの上で手が止まります。
助走で、手を振ることはできても、肩から上の段階では、強打とフェイントを同じフォームにすることは不可能です。
なので、まずは手が後ろに引かれているかどうか、を見ましょう。
わかりやすい人は、後ろに引かず最初からフェイントをする形になっています。
上級者さんでは、引いた後で肩あたりで止める人もいますので、その場合は、読みがさらに難しくなります。
いずれにしても、肩上あたりで、手の振りが止まるかどうかです。
さらに、どこに落とされるか、を見極めます。
フェイントとわかれば、もちろん手の方向もわかります。
ホールを取られるような下手なフェイントでない限り、ボール位置と手の位置関係を見ると、落とされる場所もわかります。
これは意識して見る訓練をしていくと、そのうちわかるようになりますので、ぜひ練習で見るように癖付けましょう。
基本的に、わ!フェイント来た!と思っているようでは、上げられるようにはなりません。
はいはい、ここね、というような余裕のカットの仕方ができるようになれば、相手も、もうしてこなくなります♪
二つ目ですが、流れを読むことです。
フェイントが来そう、という雰囲気を察知して、心構えしておきましょう。
あくまで心構えだけで、何も考えてないよりは、というくらいですが、来そう、思っているのと、思っていないのでは、瞬発力が違います。
アタッカーが何度打っても決まらない。
そんな時はフェイントに逃げてきます。
また、ラリー中バタバタしている時も、フェイントで崩そうとしてくるのもセオリーです。
さらに、何度も落ちているところは何度も狙われます。
なので、そんなときはフェイント警戒しておきましょう。
また、番外編とのいうべき、ママさんバレーで有効な方法ですが、「フェイント来るよ!」と大きい声で言うことことです。
ツー来るよ!や、レフト!(ライト!などアタッカー指定)などもあります。
これ、実は味方に言っているのではなく、相手セッター、もしくはアタッカーに聞かせています。
言われると、読まれていると思い、その攻撃をしにくかったりするからです。
が、メンタル強いタイプの選手はそれでも、強気にしますけどね。
フェイントしてほしくない時、そのアタッカーに打たせたくない時などに、大きい声で聞こえるように言います。
小さい心理戦ですね(笑)
技術がそこそこになったら、相手をどう騙すか、が、大事になってきます。
騙す方法は、アクションなり、声なり、目線なり、いろんな方法がありますよ♪