イン、アウトのジャッジ、言え、と言われても、なかなか・・・
難しいですよね。
「ジャッジ!ジャッジ!」と言っているのをよく見かけます。
(そうだよね、ジャッジだよね。わかってるけど、入ってるのかどうかわからないんだよ・・・)
と、心の声で呟きながら、「はーい」と答える。
そんなかんじかと。
今回は、そんなジャッジの仕方について書いていこうと思います。
そのジャッジですが、実は、サイドラインとエンドラインでは、やり方が違います。
また、低いボールか高いボールかで、また違います。
以下のパターンで分けて解説させていただこうと思います。
【サーブやチャンスボールなど余裕があるボールの場合】
サイドラインのジャッジ
サイドライン側の足を、ラインぎりぎり内側になるように置いて、ラインとボールを周辺視野で同時に見る。
基本はカットするつもりで構えておく。
後衛が前衛のためにジャッジする場合は、構えなくても良いが、必ず上記の場所でジャッジする。
その位置のまま、肩から外側(サイドライン側)に手を出すようならアウト。
エンドラインのジャッジ
自分で見る余裕があるときは、エンドラインを踏み、ギリギリで取れる位置で待っておく。
なるべく下で構え、ボールの角度を見て、自分より前で取るようなイン。
また、隣の選手のジャッジをする場合は、エンドラインをまたいだところに位置し、ボールとラインを見る。
ボールの軌道を見て、隣の選手が触る前に、イン、かアウトか、を知らせる。
【スパイクなど、落下地点までの時間がない場合】
サイドラインのジャッジ
ラインまで行く余裕はないので、自分の体の通過地点で判断します。
そのため、元々の自分の立ち位置を常に一定にしておくことが大事です。
基本的には、アンダーで、手を45度以上上げる場所だとアウト、という位置に構えます。
その上で、前衛アタッカーであれば、肩のあたりを超えて通過するボール、オーバーで取るようなボールはアウトです。(ネットと反対側の場合は、アウトではありませんが、肩を超える場合は、後衛のボールです)
後衛の場合は、オーバーで取る場合と、肩を超える場合は、アウトです。
作戦的に、違う場所にポジショニングする場合は、その場所なら、自分の体のどの位置をボールが通ったらアウトになるか、知っておく必要があります。
他の選手のジャッジをする場合も、やはりその選手の体のどの位置を通りそうか、でジャッジの声を出します。
エンドラインのジャッジ
基本的には、後衛はアンダーで取れるギリギリの位置にポジショニングします。
サイドラインのジャッジと同じく、ボールが肩のあたり以上を通過すると、アウトです。
ちなみに、ついしがちですが、前衛がエンドのジャッジをすることは、基本的にはありません。
誰でもわかるようなアウトボールの時は、威嚇?のために言うのもありです(笑)
尚、このジャッジですが、正確である必要はありません。
いや、こう書くと語弊がありますが、全日本のように、ビデオでチャレンジでもしない限り、ギリギリのボールは誰にも結果はわかりません。
また、見る位置によって、見え方も違います。
試合の場合は、線審がいるので、判定(それでも間違いもありますが)はされますが、コートの中にいる選手が完璧にジャッジするのは、難しいです。
間違えたらいけない、思っていると、ジャッジの声が遅くなったり、わからないから言えない、などということになります。
なので、お勧めは、明らかに自分でわかったもの以外は、全て「イン!」にすることです。
「アウト!」と叫んでインだった場合より、明らかにダメージが少ないからです。
そう考えると、気楽にジャッジできる気がしませんか??
そして、相手のアウトボールを願うのではなくて、ギリギリくらいなら、カットしてしまって、攻撃できるような、強い気持ち良いチームになりたいですね。
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